以前宣言していた通り、今回は本をオススメします。
この本をすすめる理由は3つ!
・伝えたいことがシンプルで明確
・マンガのストーリーが崩壊しておらず、伝えたいこととよく調和している
・ロジカル“シンキング”の鍛え方が書かれている
伝えたいことがシンプル
この本でのロジカルシンキングの定義がわかりやすい。
「なるほどね」-と相手に言ってもらえるようにわかりやすく伝えること
とてもシンプル。
そして、それは誰もが日常的に行えていることだと筆者は言います。
「ラーメンをどうやったら美味しくできるか」
A.スープを工夫する、麺を工夫する、 等など
A.スープを工夫する、麺を工夫する、 等など
それが何故出来ないのかと言うと、上司からあまりにも一方的に叱られているので仕事の場面だと萎縮してしまうため。
このあたりの分析も、読む人にとっては非常に嬉しいですね。
ロジカルシンキングの本は数冊持っていますが、ここまでシンプルな主張の本は無いです。
マンガのストーリーが崩壊していない
「マンガでわかる~」本は割とストーリーが崩壊しがちです。
設定がそもそも無理だったり、伝えたいことが多すぎてコマのほとんどが文字で埋め尽くされていたり、シンプルにしようとして何が言いたいかわからなかったり。
最近「マンガでわかる~」本はブームになっていますが、残念な本が非常に多い。
その中で、この本は伝えたいことをシンプルにすることで、ストーリーも読みやすくなっています。
また、「A4メモ書き」が中心になっており、フレームワークなどはあくまでもその派生としているため、どんなシーンでどういうものの考え方をすればいいかもイメージしやすくなっています。
このあたりは実際に読んでみるとわかりますよ。
ロジカル“シンキング”の鍛え方
一般的なロジカルシンキングの本は、論理的に相手に伝える手法が主です。つまり、ロジカルシンキングなのにその考え方についてはあまり触れてはおらず、アウトプットを優先しています。
これ、おかしいですよね。
そもそもロジカルに考えられないから本を読んでいるのに、「どうやったらロジカルに話せるか」って頭に無いこと話せるわけがない。
この本では、「A4メモ書き」を繰り返すことによってロジカルシンキングが鍛えられますとシンプルに繰り返し書いています。
一見簡単そうな「A4メモ書き」ですが、その変化はどのように見えるのか、効果がどういったものなのかに脚光を浴びせているため、読了後の自分がイメージしやすい。
その点でも名著だと言えます。
おわりに:この本は本当にオススメ
先月、コンビニで見かけて思わず購入してしまった本ですが、買ってよかったと本当に思える本でした。
不定期ながら自分で講座を開いている妻が資料作成で悩んでいたのでこの本の内容に沿って資料作成しましたが、突破口を見付けられたようです。
ロジカルに考えるから理路整然となるのではなく、自分が何をしたいか・どういう考えが抜けているかが見えるようになったようです。
つまり、気付いていなかったポイントを引き出せたという大きな変化があったわけです。その意味でもこれまでのロジカルシンキングと一線を画していると考えています。
ちなみに、マッキンゼー本は他にも読んだことがありますが、「これなんてブラック企業?」と言えるものでした。
マッキンゼーだから良いってものでなく、純粋にこの本がいい本なんだってことです。
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